「記憶力」「血圧」への関心、増えています

働き盛りの中高年以降が「血圧高め」の傾向

30~60代の800人(男性400人、女性400人)を対象に行った健康意識に関するアンケート調査※によると、「直近で医師から指摘を受けたこと」の問いに対して、「血圧が高め*」と指摘を受けた人が最多という結果でした。
「血圧が高め」と指摘された人のうち、30代は7.5%、40代は14.5%、50代は20.5%、60代は28.0%となっており、40代を境に、「血圧が高め」と指摘される人は、年齢を重ねるにつれて増加傾向にあることがわかります。

※「健康意識に関する調査」:【調査方法】株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式【調査期間】2020年11月13日(金)〜2020年11月16日(月)【対象】地域:全国/年齢:30歳〜69歳/性別:男女/その他:有職者【サンプル数】800名 ※性年代均等割付

*血圧が130 mmHgを超えると「血圧高め」、140/90mmHg以上は「高血圧」と分類されています。

加齢で感じる衰えの上位は
「体力」と「記憶力」。「物忘れ」も増加。

「最近自信がなくなっていることはありますか」の問いに対して回答率が最も高かったのは、「体力」(48.3%)、次いで「記憶力」(40.8%)という結果になっています。特に「記憶力」の回答率は、左記のグラフの通り、30代と40代以降の間には10ポイント以上の差が見られ、40代以降、加齢とともに記憶力に対する不安はますます高まる傾向にあることが見受けられます。
また、「最近人や物の名前を思い出せないことはありましたか」という問いに対して、「頻繁にある」「ときどきある」と回答した割合は、40代以上になると過半数を越えています。こちらも年代が上がるにつれて、その割合は増加傾向にあります。

コロナ禍によって変化した生活が及ぼす健康への影響

コロナ禍下にある今、テレワークや外出自粛によって運動不足は深刻化。さらに、急激なライフスタイルの変化によるストレスが血圧を上げる要因になったり、人とコミュニケーションをとる機会が減ったことで、脳の活性化に必要な外部からの刺激が不足し、物忘れなどの記憶力の低下が引き起こされているのかもしれません。突然訪れた生活様式の変化にともない、加齢だけでなくコロナ禍による健康リスクから自身を守る健康対策が、今まさに求められています。

変化の激しいこれからの時代を健やかに生きるために

高齢化社会で健康寿命への意識が高まっている中、下記の調査結果にも見られるように、コロナ禍で運動不足や食べ過ぎ、対人コミュニケーション不足などの生活変化が起きています。コロナ禍下で実際に見られる心身の変化について、内科医の工藤先生にお話を伺いました。

工藤先生:

普段から血圧高めの方や高血圧症の患者さんは多くいらっしゃいますが、2020年に入って突然やってきた生活様式の変化により、運動不足や不摂生、仕事や家庭におけるストレスなどが重なって、太りやすくなった、血圧が高くなったと悩む人がさらに増えたように感じています。

このコロナ禍下で最近特に目立つ相談は、うつ症状や漠然とした不安、ひどい物忘れがあるという訴えです。実は、新型コロナウイルスが感染拡大する前にも、60代や70代だけではなく、働き盛りでストレスを受けやすい40〜50代でも体調不良や物忘れの悩みは見受けられました。そうした中、コロナ禍によるさらなるストレスにより40代、50代も一層踏ん張りがきかなくなり、物忘れがあきらかにひどくなった方も増えましたし、さらに気分の不調や精神的な不安などを感じる、いわゆる災害不調*を訴える人も増え始めている状況です。

*コロナ禍や大災害時、本人の被災の有無にかかわらず感じる心身の不調。大きな病院に行っても原因がわからない、心療内科で薬を処方されて服用しても改善しない、不眠、不安、頭痛などの診断のつかない病気でいわゆる「自律神経失調症」。

コロナ禍下で変わり始めた人々の生活習慣と健康意識

生活行動が変わり、体調について変化が現れる方も多い中、人々の健康に対する意識にも変化がでてきています。ネオマーケティング社の健康意識に関するアンケート調査によると、「コロナ禍以降でご自身の健康状態が気になるようになりましたか」の問いに対して、「とてもそう思う」「まあそう思う」と回答したのは、全体の56.9%と過半数に及んでいます。

工藤先生:

健康を維持しつつ長生きするためには、各自が健康意識をしっかり持ちながら自己管理を行っていくことが大切です。特に今日のような変化の激しい社会の中では、そうした健康への向き合い方というのが、今後ますます求められていくのではないでしょうか。

専門家に聞く、コロナ禍下の災害不調に効果的な健康維持対策

コロナ禍などの生活習慣の変化による心身の不調の改善策を教えてください。

まずは、現在の生活習慣を見直し、体質改善を心がけることが大事です。身体に負担のかからない程度の有酸素運動、栄養の摂れた食事、こまめな水分補給などを日々行うことで、心身の不調を和らげましょう。また、心身の不調や悩みがある方は抱え込まず、オンライン診療や空いた時間に専門家に診療・診察を受けることをおすすめします。

工藤先生おすすめの対策

  • 毎日、十分な水(8〜10カップ:約2L)を飲む
    血圧が高いというのは塩分が高いということなので、水分を足してあげれば塩分濃度も下がり、高血圧や動脈硬化性の認知症などの予防にもなります。
  • 腸内環境を整える
    精神の安定に影響を与える神経伝達物質であるセロトニンのほとんどは腸にあるので、食事は腸にやさしいものをなるべく食べて、善玉菌を増やしてあげると心身共によくなります。
  • 適度な運動
    適度な運動の目安は「1週間で2000kcal」「1日300kcal」。体重60kgほどの人が300kcalを消費するのに必要な運動はランニングで30分強、早足のウオーキングで100分程度が目安です。
  • 入浴プラス10分、睡眠プラス30分
    不調を改善するためには、不安やストレスを抱えて緊張している心身の状態を和らげてあげることが大切です。入浴で身体を温めたり、睡眠をしっかり摂るなど、いつもより心身を休ませてあげる習慣づけをするといいでしょう。
  • 栄養バランスのよい食事
    免疫力を高めて健康状態を維持するためにも、健康な身体をつくる食習慣を心掛けることも大切です。栄養バランスのよい食事をしっかり摂るようにしましょう。
  • サプリや漢方で不足を補う
    ストレス軽減が期待できる保健機能食品*や体の調子を整えるのによいとされる漢方などの助けを借りるのも手です。コロナ禍は避けることができないストレスなので、むしろ保健機能食品※や漢方などを積極的に摂りにいくくらいではないと耐えられない状況といえるかもしれません。

    *健康への働きを表示できる保健機能食品には現在、特定保健用食品(トクホ)、栄養機能食品、機能性表示食品の3種類があります。

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